2017年02月22日

ごる日々アーカイブス・遠くに戻る


 今日は過去の日記からの名作選(手抜きともいう)。予告なくいきなり再放送する某国営放送を見習って(見習うな)。私がけっこうな感銘を受けた考え方の1つ、「弓道」の教えについて。




 最近、Youtubeで弓道の増渕敦人氏の特集を見た。某国営放送の「アスリートの魂」って番組。

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 弓道とゴルフの共通点は多い。どちらもターゲットスポーツだけど、両方とも単なるスポーツの枠にとどまらない。ゴルフは「ゲーム」と呼ばれスポーツよりも奥行きが広く、弓道はその名の通り「道」つまり武術である。

 他人と競うんだけど、それはごく表面的なことで、その競技を通して「精神性」や「人生」や「生き様」などに深く関わってくるところが似た部分だと思う。そして両者とも突き詰めれば「禅的な考え」に行き着くと思う。


 さて、増渕敦人氏である。氏は「四十五十は洟垂れ小僧」と言われる弓道界(これもアマチュアゴルファーのクラブライフと重なるね)、で若干29歳にして弓道の頂点である「天皇杯」を極めた。その時の的中率、つまり矢が的を射る確率が9割超え。よくわからないけどすごいことだったらしい(ゴルフで例えると10代で日本オープンにぶっちぎりで勝ったってところか)。

 ところが、その翌年。ディフェンディング・チャンピオンとして臨んだ大会で、パーフェクト(全ての矢を的中)させたにも関わらず予選敗退してしまう。そんな氏に告げられた理由は「単なる的当てで弓道ではない」というものであった(ゴルフで例えると翌年の日本オープンでスコアはトップだったのに度重なるスロープレーにより失格になるって感じ?)。

 注:しかしよく考えればひどい話だ。よっぽど増渕氏の態度が酷かったのか、それとも審査する側がよっぽど意地悪だったのか。結果的に増渕氏はこの事で何十年も悩み、迷い続けることになるんだから。

 一見、審査員の意地悪的にも聞こえなくもないが、弓「道」とはそんなものらしい。そこから増渕氏の苦悩が始まる。20年間悩み続け、50を過ぎて一大決心する(っていうか、単にその段階で取材が入ったんだろうけど)。


 まずは体の使い方を徹底的に見直す(ゴルフで言うとスイング改造だ)。自分より年下だったり段が下の仲間や知り合いにも見てもらい、採点してもらい、修正していく。肉体トレーニングも行う。しかし結果は簡単には出ない。

 地方レベルの小さな大会に出場(県オープン的な)するが、「こんな小さな大会で、29歳で天皇杯を制した増渕が無様な弓を射る訳にはいかない」(経歴・HDCPに恥じないラウンドをしなければ)と自分でプレッシャーを掛けてしまい、ひどい結果で途中棄権する。

 氏の努力は続く。緊張した状態で弓を射るため、教え子15人ぐらいにスマートフォンで撮影させながら弓を射ったりもする。なりふり構わないその姿勢に、悩みの深さが伺える。

 さらに、全ての所作の秒数を測り、それをできるだけ揃える(プレショットルーチンの考え方)ような事もする。しかし思う矢が射れない。

注:っていうか、逆に、「ゴルフのプレショットルーチン」のイメージを弓道に生かせないかと岩渕氏は考えたんだろうね。

 結果が出ない中、天皇杯を3回制覇している岡崎八段に教えを請いにいく氏。岡崎八段は技術ではなく精神のほうを指摘する。「弓を的中させることではなく、空間を表現する事が目的」(ボールの行方ばかり気にしないで、正しいスイングをすることに集中せよ)と説く。

 岡崎八段は続ける。「うまく(弓を)引こうとしちゃダメ」と。そして

「遠くをイメージする。大きな、遠くの世界にまで『戻る』」

 禅問答のようでよく分からない。でも、自分なりに解釈すると、弓を射るというのはつまり自分を客観視し、自然と同化させ、『我』や『欲』を捨て去り、無心になるということなのだろうか。だとすれば、クォンタム・ゴルフとやはり同じだ。

 増渕氏は言う。「失敗しないようにという意識が強い」岡崎八段はそれに対し「失敗したことで得られるものがある」「そこから次が生まれる」「そうやって自分の境地を作っていく」とアドバイス。


 番組の最後、ふたたび天皇杯に挑戦するも、予選で敗退する増渕氏。岡崎八段は言う。

「自分の目標を探し求めていく過程が『道』である」

「的とは自分の心である」

 そう、飛んで行く球は人生であり、ホールは自分の心なのだ。



 一番印象に残ったのは、岡崎八段が増渕氏に指導している時に行った言葉。

「矢なんかどこへいってもいい。とことん伸びる」

(伸びるとは、自我を自然に溶け込ませ、遠くの世界まで意識をはせるという意味だと思う。ぜんぜん違うかもしれないけど)



 そう、飛んで行くボールは単なる結果であり、どこへ飛んでも気にする必要はない。


自分のベストスイングが無心でできるかどうかが最も大事なのである。


 蛇足だが、番組中、増渕氏がゴルフについて言及するシーンがある。ゴルフは好きだ(実際にプレーするのか、どれくらいの腕前かは語られなかったが)と。氏は言う。「弓道とは、1mぐらいのパットを打つようなものだ」と。入る時は何も考えないでも入る。でも、入らない時は色々と考え、考えだすと途端に難しくなると。


 やっぱり心なんだよなあ。





 注:弓道の「正射正中」という考え方は、ゴルフにおいても究極の真理だとおもう。簡単にはその心境までたどり着けないんだけどね。
posted by hiro at 10:44| Comment(0) | アーカイブス

2013年10月05日

ごる日々アーカイブス・ザックリ撲滅運動

 今日は過去の日記でお茶を濁させていただく。ちょうど5年前の日記。この頃から全然進歩してないってことだな。トホホ。ではどーぞ。



 先日のラウンドで、ウェッジのアプローチで壊滅的打撃を受け、極度に自信喪失した私は、寝ても覚めてもアプローチのことを考える日々を送っていた(うそ。本当はのほほんと過ごしていた)。

 そんなある日。我が家の書庫(兼廊下)に蔵書している、週間ゴルフダイジェストのバックナンバーを書斎(兼トイレ)に持ち込みパラパラとめくっていると、何という偶然か、次のような記事を見つけたのである。書斎(兼トイレ)だけに、カミがウンを運んでくれたといえよう(下品)。

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 グリーン目前でザックリしないアプローチ!まさに今の私にぴったりの記事であるといえよう。解説は寺下郁夫コーチ。藤田寛之や肥後かおりをを育てた名コーチらしい。3年も前の記事なので、多少詳しく解説してもまあ良いだろう。

 まず、寺下コーチはこう語る。

「ピンまで近いのに痛恨のザックリ。バーディはおろか、ダボを叩いてしまう」

・・・・それ、チョー私ですが何か?

「ボール手前にヘッドが落ち、大ショートして素ダボを叩かないために(以下略)」

・・・・私にぴったりすぎてなぜか涙が出ますが何か?

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 そして次に、ザックリのメカニズムについて解説がなされるのであるが、ザックリの原因は氏曰く、

「振り抜かないで、手で合わせようとして両手首をほどいてしまう」

からだと。そしてそういう動きをしてしまう原因は

「球を自分自身で上げようとしてしまうため」

と言う。つまり手首を使ってしゃくる、インパクトで緩めてしまうというのがザックリを誘発してしまう元凶だということだ。

 また、ボールのライが悪い時や左足下がりなどの時、

「上から叩きにいって手前にヘッドが落ちてしまう」

 時も球の手前を打ってしまうということである。ということは、これらと全て逆即ち、

 球を上げようと思わず、両手首の角度をキープしたまま振り抜く

 事をすればいいのである。ちなみに寺下氏の解説は次の通り。


 1,ザックリはヘッドが上から入りすぎたり、下からすくってしまう動作で打った時である。よって、両目のラインを水平にセットしたら、ボールを打ち終わるまでこの水平ラインを保つ。それにより、ヘッドが過度に上や下からボールに向かわないようになる。

 2,ロフトに仕事をさせる、ロフトに任せる意識を常に持つ。



 うーん、判るような判らないような・・・・すると寺下氏、グリーン周り限定になるがとてもやさしい打ち方があると言うことで、悩める私に伝授してくれた。っていうか雑誌に書いていた。それは、

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 掃くように打つ! 

 である。とにかく地面と平行に、つまりレベルに力を使ってやる。地面を掃くようにソールを滑らせる。氏の実験によると、驚くべき事にボールの10cm手前からソールを滑らせてもヘッドが抜けた。ちなみに10cm手前とはボール2個分以上である。つまり、掃くように打てればダフる事はまずないのである。

 で、その具体的な方法だが、

 1,グリップを体の中心にもってきて、両腕とシャフトがYの字になるように構える(上の写真の赤囲み部分)。ちなみにハンドファーストに構えた場合、手首が悪さをするとてきめんにチャックリが出るらしい。

 2,ヘッドをボールの手前から低く入れて低く送り出す。その時腕と肩の動きで打ち、腰や体は動かさない。


 これでチャックリとはおさらば・・・ん?「両手首の角度をキープ」してとか、「振り抜く」とかはどこへ行った、だって?それはね、30y〜50yのアプローチで重要になるのである。それはまた明日ご紹介させていただくつもりである。



 ざっくり撲滅運動その2

 
 さて昨日の続き。今日はスコアに直結する30y〜50yのアプローチの方法についてご紹介しよう。

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 昨日ご紹介した、「Y字に構えて掃くようにソール滑らせる」打ちは、30yぐらいまでは対応できるのだがそれ以上になると難しいらしい。腕や肩の力だけで30y以上飛ばそうとすると、力んだり手首が悪さをするようになるからだ。

 というわけで、40y〜50yの場合は足や腰を少し使うイメージが必要になってくる。普通のショットのように下半身先行、膝もかるく送る。そうすることで手首や腕だけで打つよりも安定してくる・・・と寺下氏は言う。

 で、この時最も重要なのが、上の写真の見出しにもなっているとおり、

 手首の角度をキープしたまま振る

 ということである。正確に書いていないので推測だが、ここで言う「手首の角度」とは、アドレスの時のそれではなく、トップ位置で軽くコックした状態の手首の角度を言っているのだと思う。

 コックしたまま振ったら空振りするじゃないか!!と思われるかもしれない(私もそう思っていた)が、きっちり下半身先行して体で打てば、自然とアンコックされ、不思議ときっちりボール位置にヘッドが帰ってくるんだよね。このインパクト直前のアンコックが「ヘッドが走る」というフィーリングを生むのかな?

 では次に方法論である。どうすれば手首の角度をキープしたまま振れるか?寺下氏は3つのノウハウを伝授してくれた(っていうか書いてた)。

 1,左手のグリップを緩めない(右手は軽く添えるだけ)

 2,脚と腰を少し使う。背骨を中心に腰を回すイメージで。


 この2つは理解できる。っていうか、ある意味当たり前というかフツーだ(そのフツーができないから苦労してるんですが俺は)。しかし次は、ある意味とっておきだ。

 3,インパクトからフォローで、左ひじを抜く

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 仰りたいことは判ります。イメージも何となく判ります。でも、ザックリはしなくなっても、今度はトップするようにならないのでしょうか寺下コーチ・・・などと文句を言わず、とにかく練習してみろ>俺。

 あと、クラブヘッドが(ボールに)インサイドから向かいすぎても、ザックリが頻発するとの事。特にダウンスイングで右肩が下がるクセのあるヤツ(俺だ)は要注意。クラブヘッドは前後も上下も直線に近く振りましょう。というわけで、まとめ。


 30y〜50yのアプローチでは、

 下半身を使い、左グリップを固め、手首の角度をキープしたまま左ひじを抜く。


 お試しあれ。っていうか、お前が試せよ>俺。


(ドリルB:1970/10000)
(片手打ち:120/10000)
(SS:105/10000)
posted by hiro at 13:00| Comment(0) | アーカイブス

2012年10月09日

ごる日々アーカイブス「ワンポイント」

 怪我とは伝染してしまうもののようで。私が昨日背中を捻挫したと書いたら、今度はN谷プチ師匠(一緒のラウンドで「70台を出す」と宣言して出したので「プチ師匠」なのだ)が足首を痛めてしまい、しばらく戦線離脱。

 ちなみに私の方は「思い切り患部冷やす作戦」+「ロキソニン貪り食う作戦」+「とにかく安静作戦」で何とか痛みが半分ぐらいまで落ち着いた。一昨日は寝返りも打てなかったもんね。明後日までには何とかクラブが振れるまでに持っていきたいものである。

 さて今日は手抜きのアーカイブス。2〜3年前、調子が良かった(悪くて80台半ば、数回に1回は70台出してた)頃の注意点をまとめている日記があったのでそれを今の自分にプレゼント・・・っていい風に書いても所詮手抜きですが。ではどうぞ。ちなみに2010年6月9日の日記。



 今日はいつの間にか忘れ去っていたワンポイントを列記し、自分の脳みその棚卸をしたいと思うっていうかさせてください。順不同で。


 フェアウェイバンカーからは、右足ベタ足のままフィニッシュ

 アドレスでは肩の向き(スクウェア)と左肩が上がらないように注意


 バックスイング開始と、ダウンスイング開始の瞬間にリキまないよう気をつける。そのためにはその瞬間ボールを凝視する。


 ダウンスイングで肩が突っ込むと左へ引っ掛ける。ハーフショットやクラブを短く持ったときほど、背中を向けたままクラブを振るイメージで


 インサイドから低い球を打つイメージで逆に高い球が打てる


 スイングはリズム!リズム!リズム!!


 ショートアイアンは丹田に力を入れ、フォローで前傾姿勢キープ


 右手は中指と薬指の付け根でグリップを挟みこむよう握るとしっくりくる




 特に重要と思われるところには下線を引いておいた。よく覚えとくように>今の俺


(ドリルB:1690/10000)
(アプローチ:6610/10000)
(素振り:560/10000)
posted by hiro at 19:35| Comment(0) | アーカイブス