2018年01月17日

二八(にっぱち)


 二八(にっぱち)という言葉がある。商売で、2月と8月は売上が落ち込む法則のことを言うんだけど、この日記もこの時期本当に書くことが少なくて困ってしまう。「いや商売とちゃうし。そもそも今は1月だし」という声もあるが、まあ気分の問題なのでご理解いただくとして。

 で、巷でもよっぽど話題がないらしく、TVでは未だに大相撲がああだ、横綱がこうだなどと言っている。いや、何度も言うけどそこまで興味ないし。横綱が張り手やかち上げしたらあかん?どうでもいいし。でもあんまりしつこいのでこれをネタにしようと思う。



 白鵬がその立ち会いで張り手やかち上げを多用するのはいかん!横綱に相応しくない相撲だ!などと親方や相撲協会が苦言を呈している。

 「横綱相撲」という言葉があるように、横綱たるもの、格下の力士がぶつかってくる立ち会いに対して、たとえ不利になろうとも正々堂々と受けて立ち、変化したりいなしたりという小細工をするな、と言いたいのだろう。つまりは勝つために小さくせこい相撲を取るな、ということだよね。

 相撲道ではそういう考え方、不文律が「美学」、あるいは「相撲の精神」として受け継がれてきた。日本男児、益荒男のダンディズムであると。


 しかしだ。私が思うに、日本の国技を守るために日本人以外の力を借りざるをえなくなっているという現代である。日本人が横綱になった、日本人が優勝したと大騒ぎするような時代に、そんな不文律だけを必死で守らせようと考える親方や相撲協会理事や横綱審議委員会の姿は見ていて滑稽である。っていうか、そもそも矛盾してなくね?

 本気で伝統を守りたいんだったら、相撲内容が横綱に相応しくない事を理由にとっとと引退勧告すればいいだけの話じゃん。

 っていうか、そういう不文律をここまで事が大きくなるまで教えなかった、注意しなかった(できなかった)、親方や年寄がそもそも悪いんじゃないの?横綱に遠慮して、ビビってきちんと指導出来なかったのお前らじゃん。それ以前に、

 そんな勝ち方しかできない、さらに物言いを付けるような、言う事聞かないようなやつを品格抜群とか言って「横綱に推挙」したのって誰?お前らじゃん。

 だから筋を通すなら、白鵬に引退勧告、白鵬の部屋の親方は年寄株取り上げ、横綱審議委員は全員クビ、それでいいんじゃないの?え、それは困る?

ほな白鵬のやることに最初から文句言うなよボケ老人どもがよ(怒)!!

 白鵬の態度に問題がないわけじゃないけど、そもそも論として悪いのは誰なんやと。それに目をつぶって老害が白鵬ばっかり責めるのは盗人猛々しい、とまで言っていいんじゃないかと思う。



 えーっと、典型的なクソ老害どもがのさばってる相撲界なんて、はやく滅びればいいと思いまーす。
posted by hiro at 18:05| Comment(0) | 毒舌

2018年01月10日

違うと思う


 日本ゴルフ協会(JGA)はプロ・アマチュア含めて日本のゴルフ業界のトップに立つ団体である。組織の目的は、

「当協会は、我が国ゴルフ界の健全な発展と普及を図り、もって国民体育の向上、社会・文化の発展並びに国際親善に寄与することを目的とする。」

 とある。HDCP管理、ゴルフルールの管理、日本オープン等のトーナメントの開催、ナショナルチームの統括、ジュニアの育成などその活動は多岐にわたり、まあ日本のゴルフの元締めといったところか。



 去年の11月、そのJGAの専務理事である山中博史氏が日経新聞(ウェブ版?)で以下のような記事を書いた。(以下、青字はその記事からの抜粋)


日本のゴルフ存続の危機 いま私たちにできること

 と題されたその記事では、まず、

 少子化とともに、年々ゴルフ人口が減っていることは皆さんもご存じのことと思います。

 と始まるのだが、出だしの大前提からおかしくない?ゴルフ人口の減少は少子化とあんまり関係ないと思う。山中さんは「だから(減るのは)不可抗力なんだ」と思いたいんだろうけど、完全に責任転換。

 どれくらい減っているかを説明した後、
 
 目を引くのは、ゴルフ人口の高齢化です。(中略)ゴルフ人口の半数以上は60代以上だということです。

 しつこいようだがゴルフ人口の高齢化と少子化は似て異なるものだ。高齢化は、何十年も現状に甘んじ、長期戦略としての「ジュニア育成」や「若者が気軽にゴルフをできる環境の整備」を怠ってきたJGAの責任である。少子化した結果高齢化したわけではない。

 で、今になってやっと日本ゴルフ協会(JGA)でもこうした事態を深刻に受け止めていますって、20年遅いよね。せめてバブルが崩壊してゴルフ場がどんどんつぶれていた時期に手を打たないと。もうほぼ手遅れです。

 特に力を入れているのはどうやったら「若者がゴルフをやるようになるのか」「親が自分の子供にゴルフをさせようと思うのか」「ゴルフを始めた人が辞めずにプレーし続けるようになるのか」です。

 そうです。競技人口の底上げをしないとどうしようもないんです(怒)。今頃になって慌てているのは滑稽だけど。で、そのためにどうするのかというのが、

 そのためには世界で活躍する選手、スターを育てることが欠かせません。

 錦織圭、藤井聡太、羽生結弦などの例を出し、スターが出る→競技人口が増える→活性化する、って、おいおいおいおい、それ本気でっか?ここまで来て他人任せの運任せか?スターが出てきたら競技人口増えるって?どこまでおめでたいんだ?っていうか、これ、ブラックジョークか何かですか?

 ちーがーうーだーろー!!!

 日本のゴルフが根本的な問題として抱えている、権威主義、排他主義、事なかれ主義、プレーのしにくさ、ハードルの高さ、ジュニアや若者への冷遇、ジジイのスポーツというイメージの払拭、そういう環境整備と地道な啓蒙活動をしないことにはどうしようもないだろうが!!!

 会議室の椅子にふんぞり返ったお偉いさんが、名門コースのゴルフこそが正しい、下々の者は河川敷でちまちまゴルフしとけ。そういう風に考えている特権階級意識をなんとかせんとあかんのだろうか。だから何十年も掛かるし、手遅れだって言ってるんだよ!!

 ゴルフ存続の危機を前にしてアマチュア管轄団体とか、プロ協会とかいっている場合ではありません。日本のゴルフ界を挙げて、オールジャパンで選手を育てる態勢が必要なのです。

 そのオールジャパンに、既得権益を守るためにことごとく反対してきたのがあんたたちじゃないの?本気で改革しようと奮闘してきた若者や革新勢力をさんざん踏み潰してきて、今さら何言ってんだか。

 さらに続く。

 そしてよい選手を育てるためには、よいコーチが必要です。(中略)JGAでは15年末からオーストラリアのヘッドコーチを務めていたガース・ジョーンズ氏を招き、コーチング専門職の立場から指導してもらっています。(中略)我々としては、ジョーンズ氏のような優秀なコーチを全国各地区に配置できればよいのですが、そのためどうしてもコーチの養成と予算が必要です。

 はいまた出ました他力本願&金さえ払えば解決するだろうという思考。ジュニアが回れるコース、ジュニアが格安で練習できる練習場、スナッグゴルフ普及のために学校などと地道に折衝して少しづつ裾野を広げていく、ゴルフという文化を根付かせる、そういう努力をする気はないのねふーんあっそうバカじゃね?

 コーチを呼ばれて喜ぶのはごく一部の限られた、そして恵まれたジュニアたちだけであって、そんなものはゴルフ人口を増やす要因になるはずがない!まあスタート地点から全部考え方が間違ってるんだから仕方ないけど、

 選手の強化とゴルフ存続の危機はまったく別の問題!!そんなことすらわからんのか?頭大丈夫?

 しかも。その足りない予算を、あろうことか、

 そこで、JGAではプロ団体や、他のゴルフ団体と一緒になって寄付金を募ることにしました。

 お前らが何年かかっても撤廃できないゴルフ場利用税をずっと真面目に払って貢献してきた、一般ゴルファーにさらに金出せって?もうどこまで厚顔無恥なの?

 目標としては年間2億5000万円から3億円くらいを次世代ゴルファーの育成資金としてつくっていきたいと考えています。

 どうせ三分の一は役員報酬で消えるんだろ?であと三分の一は広告代理店が吸い上げるんだろ?っていうかそもそもあのね、たった3億で何ができる?3億ぐらいだったら今までさんざん甘い汁吸わせてきた

 電通や博報堂に出させたらどうや?2億や3億、あいつらにとったらはした金やろ。




 山中専務理事さん、あなたが結局言いたいことは、「いまゴルフ業界は大変」「スターが必要」「そのために優秀なコーチが必要」「でもそれにはお金がかかる」「だからみんな寄付してね」って事だよね。

 じゃあお前らは何すんねん。

 スナッグゴルフの器具を全小学校に行き渡るようにするとか、学習指導要領の体育にゴルフを組み込む努力をするとか、学生がもっと気軽にゴルフできるようバックアップするとか、薄暮プレーをジュニアや初心者に開放するとか、チンピラみたいなプロゴルファーを矯正するとか、

 もっともっと、額に汗してやるべきことがあるんとちゃうんか?

 呆れてものも言えんわ。
posted by hiro at 11:44| Comment(0) | 毒舌

2017年11月28日

角界という闇


 大相撲の日馬富士の暴行問題。基本的には興味ない。っていうか本当はどうでもいいんだけど。


 本質は暴行云々ではなく、世間によくある老害と改革派の対立。角界という旧態依然とした閉鎖空間しか知らない執行部と、世間の常識(貴乃花)が相容れないのは当たり前の話で。

 相撲は元々スポーツではなく「道」であり「神事」であり、そこには独特の文化や慣習があり、暴力にしても「かわいがり」と言う名目で容認してきたのに何をいまさら感。そもそも、上の人間が白を黒といえば黒というヤクザ顔負けの世界で正論や正義を振りかざすことに違和感がある。

 っていうか、お前らタニマチからの贈与を全部正直に申告してるのかよ?って部分ひとつとっても角界がいかにおかしな世界かということが分かるだろが。



 角界を透明化し合理化するということは、落語家や職人の世界によく見られる住み込みの弟子が、労務規定の徹底と労働契約書とタイムカードの導入と有給を要求してるようなもので、雇う立場からするとだったら辞めろよと。もうお前いらないよと。そういう話でしょう。

 そうなると、今日び、誰もなり手がいない。後継者がいないとどんどん衰退する。つまり、相撲という伝統を頑なに守って残そうとすると、人形浄瑠璃とか能とかと同じで伝統芸能化し、国が税金で保護するような絶滅危惧種となり、それでもいずれは消えていく。

 現執行部はもうすぐ死ぬので、20年先、100年先の相撲界がどうなるかなんて全然興味ないのは当たり前。自分が生きている間に甘い汁が吸えて偉そうにできればいいだけだからね。

 貴乃花親方がたった1人で孤軍奮闘する姿は美しくもあり、また滑稽でもある。いや、どちらかと言うと貴乃花頑張れって思ってるんだけどね。やり方がちょっと稚拙。クーデター起こすんだったら政治的駆け引きとか根回しとか裏工作とか、やるべきことはたくさんあるわけで。

 なのに、たった一人で正面からぶつかっていっても相手が百戦錬磨の老獪さで「変わっていなす」のは当然。だから警察の捜査にすべて任せるという今回の姿勢は、まあ正しいんだろう。



 そもそも、横綱に対してわざわざ品格が問われるのは、もともと品格がないからであり、「お前はこれから横綱になるんだから言動にはくれぐれも気をつけろよ」ってことじゃん。品格があるから横綱になれるんじゃない。横綱になったから、品格を身につけろよって事で。

 あれ、これとよく似た話をどこか身近で聞いたような気がするなあ。確か「紳士」であることを要求されるスポーツだったような。あれも、紳士とは程遠い言動が多いから努力・注意しましょうね、ってことなんだろうなあ。
posted by hiro at 10:32| Comment(0) | 毒舌