2017年09月19日

サラブレッド


 父親は「怪物」と呼ばれ、一世を風靡したプロゴルファー。母親もプロゴルファー。その遺伝子を受け継ぎ、同じ世界で頭角を現す。女子プロの中でも飛ばし屋。

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 そりゃあ期待されるよねえ。いつ優勝してもおかしくないとか、ゴルフ界のサラブレッドとか、大器とか。そのプレッシャーは我々凡人には計り知れないものがあったと思う。

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 そんな彼女が、プロ3年目にして勝った。底力を感じさせる、最終日64(8バーディノーボギー)での逆転劇。今までは良いところまで行っても最後の9ホールで競い負け、というか自滅するようなイメージだったから、最後までハラハラしながら見れた(笑)。

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 川岸史香プロ、おめでとう。これからどんどん勝って、勝みなみ、鈴木愛、渡邉彩香などとともに日本を代表する女子プロゴルファーとして活躍してください!



 でも、彼女を見てて思うけど、「飛ばし」っていうのはやっぱり努力よりも遺伝子の力の方が強いのかなあと。よく言われるように「ドライバーの飛距離は生まれつき決まっている」と言うのは正しいのかもしれないなあと。

 だとしたら、自分の力(飛距離)を120%に伸ばすことよりも、安定して100%に近づく努力をする方がいのかなあと思ったり。でも、そう考えると、えてしてコースでは90%で満足しちゃう事になりがちなんだよね。すると2年目には81%、3年目には73%・・・とどんどん飛距離が落ちそうで怖いし。

 基本は100%、ケースバイケースで80%と打ち分けられれば良いんだけど、そこまで器用じゃないしなあ。まあ、いずれにせよ練習せんとあかんなあといつもの結論に落ち着くのであった。



 蛇足。LPGAの彼女の写真。

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 もう少しいい写真を使ってあげてください。証明写真じゃないんだから。
posted by hiro at 10:33| Comment(0) | トーナメント

2017年08月15日

全米プロ5位タイ


 勝てそうだったのに、勝ってもおかしくなかったのに勝てなかった。今回のメジャーを見ていて、そんな風に思ったファンは多かっただろう。

 今までも、ひょっとしたら・・・と思わせてくれた日本人選手は何人もいた。けど「勝てなくて「まあ残念だったね、善戦したね」という感じだったよね。でも今回は見てる方も「心底くやしい!」と思ったに違いない。

 もちろん本人もそうだったろう。準備もしてきた。調子も悪くない。ポジションもいい。あとは勝つだけだ、という状態からバックナインで3連続ボギー。しかも、彼の一番の武器であるアイアンショットのミスからの自滅。だからこそのあの涙だったんだろう。

 

 さて、ここからは想像(というより妄想)だけど、勝ったJ.トーマスと彼の差はなんだったのか。パットの腕前?実力の差?運?たしかにそういう側面はあると思う。

 10番の、木に当たってフェアウェイへ戻ってきたティショットからカップ縁に止まったボールが8秒でカップインしたバーディ、13番のチップインバーディなどは幸運の女神が彼に微笑んだ、と。

 もう落とせない16番、死刑台への入り口(グリーンマイル)で2mぐらいのパーパットを沈めたトーマスに対し、松山は1m少しのパーパットを入れられない。

 17番、解説の佐藤信人プロが「(左に池があるパー3で)首位ならここは絶対に右サイドがセオリーですよ」と言っていたにも関わらずピンへ打ってきたショット。上手いというより、自分を120%信じていないとあのショットは打てないよね。


 でも、トーマスの優勝インタビューを見ていて、彼のほうが松山より優れている(というか松山との確実な差)と感じたのはこの部分かなと(pgatour.comより)。

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 「自信はあるけど、勝てるか勝てないかは時の運。だって、自分より凄い選手でも(メジャーに)勝ててなかったり1回しか勝ってなかったりするんだからね」と。つまり、

 自然体でメジャーという試合に臨む準備ができていた

 んじゃないかなと。



 ただ、これをもって松山を「準備ができていない、未熟だ」と切り捨てるのは酷だよね。ホームとアウェイの差もあるし、学生時代からPGATOURに馴染んできたのか、田舎のニ流ツアー(日本ツアー)しか経験していないという差もあるし、日本人初メジャーという重圧もあるし。背負っている荷物の大きさが違う。


 だから、松山が「ま、35歳ぐらいまでにはまた勝てるチャンスは巡ってくるだろ、気楽にやろう」っていう感じで考えられるようになるか、あるいは「え、メジャー?10勝する予定ですが何か?」ともっとふてぶてしくなるか、精神的な部分でもう一段階か二段階成長すれば、きっと勝てると思う。



 最後に結婚、第一子誕生おめ。こっちのほうが驚いたよ(笑)。
posted by hiro at 10:49| Comment(0) | トーナメント

2017年08月08日

WGCブリヂストン・インビテーショナル


 改めて、松山の優勝を見た。一人別次元で安定してゴルフしてた。ゴルフって簡単なんだねー。

 朝の練習では調子が悪かったとのこと。でも、コースに出たらそんなことを微塵も感じさせないような、王者のゴルフ。ザック・ジョンソン、マキロイ、ファウラー、スピース、アダム・スコット、DJ、バッバ・ワトソン、Jデイなどが参加するメジャー級のフィールドで圧勝するんだからまあ「スゴい」以外に言葉が見つからない。

 ドライバーが曲がっても世界で3本の指に入るアイアンショットでグリーンを捉え、あとはパットが入るかどうか。そのパットがとにかく良かったよね。やっぱりゴルフは最終的にはパットなんだなと。

 今回、最終組ではなかったこと、そして飛ばし屋のトーマス・ピータースと一緒の組にならなかったことは彼に有利に働いたと思う。世界ランクで格下のスコット・ヘンドと同組ってのも良かった。完全に自分のペースでラウンドできてたよね。ヘンドは逆に松山のプレーに圧倒されて3オーバー。気の毒だった。

 来週の全米プロに対して期待は高まる。あと彼に足りないものはただ1つ、メジャータイトルだけだもんね。

 でも、あんなに振って体のほうは大丈夫なのかなと心配になる。特に首。ショットのたびにむち打ち症になってるように見えなくもない。タイガーみたいに故障で活躍できる時期が短くならなければいいと思うんだけど。




 さてここからは蛇足。彼のようなゴルフを見てて思うんだけど、スイングってやっぱり安定して振れるギリギリまで力いっぱい振るべきなんだろうか?(本人は全然力いっぱいのつもりじゃないのかもしれないけど)。それとも、余力を残して、よく言う「八割の力で振れ」っていうのが正しいんだろうか?

 もちろんプロとアマ、上級者とそうでない者、年齢、攻め方のスタイルなんかによって答えは代わってくるだろう。だから正解はないのかもしれないけど、どっちが「絶対的に正しい」ってのはあるのかなあと。


 「ギリギリまで力いっぱい振る」っていうのは初心者っぽい気がするけど、「八割の力で振る」というのに慣れちゃうとどんどん振れなくなるような気もするし。どっちにも決めかねてる感じ。

 単純に考えれば力いっぱいは飛距離を、八割は方向性を重視したスイングだから使い分ければいいじゃん、という意見もあるだろうけど、私のようなトホホ野郎は八割の方が飛んだりすることもあるので悩んでしまうのだ(かと言って、力いっぱい振ったほうが方向性が良いとはならない残念ながら)。

 力いっぱいだろうが八割だろうが、要はどちらが安定して振れるかってことだと思うんだけどね。どっちも安定してないってことは、まあ結局ヘタクソってことなんだな。そうか。なるほど。
posted by hiro at 19:54| Comment(0) | トーナメント