2021年06月01日

11本でラウンド


 JFE瀬戸内海GCで開催されたミズノオープン。フィリピン出身のJ.パグンサンが優勝した。これまで国内で何度も二位にはなっていたが、今回日本ツアー参戦10年目にして初優勝。43歳での達成だった。



 もともとアジアツアーでルーキー・オブ・ザ・イヤーや賞金王になったこともあるので地力は十分。で、注目されているのがその時のプレースタイルとクラブセッティング。

 担ぎのセルフプレー、つまりキャディなしでラウンドしたのである。きょうび、高校生がプロの試合に出ても専属キャディをつけるこのご時世にセルフでしかも担ぎである。それで優勝。肉体的にも精神的にもタフすぎるではないか。これはもう2021年のプレイヤー・オブ・ザ・イヤー確定だろ(JGTOの目が節穴でなければ)。


 しかしパグンサン、最初に書いたとおり43歳。さすがにプロ仕様の重いキャディバッグに14本のクラブで担ぎラウンドするのは辛かったようで、今回のミズノオープンでは11本のクラブ、ボール5個、ティペグまで節約して臨んだという。こちらもプロの試合としては前代未聞。

 でその11本のセッティングがこちら。

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 調べてみると、3アイアンと4アイアンを抜いて変わりに19度のユーティリティを入れ、6番と8番アイアンを抜いて11本にしたようだ。その距離は以下の通り。

 ドライバーとスプーンで250y以上。

 19度のUTはおそらく210y〜230yあたりを。

 5アイアンで180y〜200y。

 7アイアンで160y〜180y。

 9アイアンで150y〜160y。

 PWが140〜145y。

 50度が130y。

 52度が90y〜115y(もっとも得意なクラブとのこと)。

 58度が95y以内。


 この11本を「完全に信頼している」(本人談)というだけあって穴が見つからない。150y〜200yを狙うアイアンの距離の階段が、普通は10y刻みなのが20y刻みになっているが、ここは恐らくタフなアジアツアーで培った経験で様々な球を打ち分けられる自信があるからだろう。すげえぜパグンサン、かっこいいぜパグンサン。



 さて、もし我々が彼を見習い、スコアを落とさずに3本を抜くとしたらどうするか。私のようなへっぽこアマチュアの場合は簡単である。使用頻度の低い(=飾りとして入れている)3本を抜けばいいのだ。

 ちなみに、今の私のセッティングはこう。

 1W 230〜240y
 4W 220y
 7W 200y
 U4 195y
 4I 190y
 5I 175y
 6I 165y
 7I 155y
 8I 145y
 9I 130y
 PW 120y
 50度 105y
 56度 85y


 200y近辺が異様に厚くなっているが、これはパグンサンと正反対で、いろいろな球が打てないからクラブを変えることで球筋をコントロールしようという魂胆である。まあ、それでもうまくいかないほうが多いんだけど(策士策に溺れるともいう)。

 で、この中で一番使わないのは7W。最近まで入れてたブラッシーの代わりに「なんとなく」入れてみただけだから当然である。

 2番めに使わないのが5アイアン。そもそもショットの成功率が低いし、2打目で180y近く残ることも少ないしね。400yを超えるパー4とかめったにないし。ホームコースの長めのパー3で1回使うぐらいかな。

 3番めに使わないのがU4。冬の間はU4はアプローチのお助けクラブとして無くてはならないクラブだったけど、芝が伸びてきてアプローチの不安が減る5月〜10月は1ラウンドに1〜2回ぐらい使えばいいほうだ。U4は引っ掛けるミスが出るし、まだ4アイアンで打ったほうが怪我が少ないからね(8割がた怪我ショットだし)。



 というわけで、とりあえず7W抜いて13本にしようかな。でも、抜いたら抜いたで2Wまた入れるんだろうなあ。入れたら必要もないのに使ったりしてしなくてもいいミスしたりするんだろうなあ。

 まあゴルフからロマンを抜くと何も残らないし、いっか。
posted by hiro at 10:54| Comment(0) | トーナメント

2021年04月13日

勝利の要因


 コーチを付けたこと。

 キャディの早藤くんの「内助の功」が良かったこと(進藤くんは複雑な心境だろうね・・・)。

 ラウンド中笑顔が多かったこと。悲壮感がなかったのが良かった。

 翼ちゃんのオーガスタ女子アマ優勝の影響。コメントしてたから、絶対刺激受けてるよね。

 後続組、特にすぐ下にいた面々がスコアを伸ばさなかったこと。結果、一度も追いつかれることなく3日目の貯金で勝てた。

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 今週ずっとパットの調子が良かったこと。もともとアイアンのキレが抜群でアプローチがうまいんだから、パットが入ったら65(3日目)出るし、ダボ叩かないよね。

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 最終日(以下同じ)、1番のボギーをすぐ2番のバーディで取り返せたこと。

 3番(パーセーブ)と8番(バーディ)の絶妙なワンクッションアプローチ。

 ティショットをバンカーに入れた5番でパーセーブできたこと(5mの壁ドンパット!)ここが1つめのキーホール。

 フロントナイン、バーディを取らないといけないパー5の2つともバーディを(計算通り)取れたこと。

 9番2打目もセカンドのスーパーショットでバーディ。前半2つ伸ばせたのは大きかった。2つめのキーホール。

 難しい10番でタップインパー。

 11番の絶対に左(池)に入れないマネジメントからのパー。

 12番(パー3)の、ティショットと2打目の、絶対に池に入れないマネジメント。ナイスボギー。

 13番のティショット、木に当たってセカンドカットへ帰ってきたミラクルと、2打目の絶対にクリークへ入れない狙い(左奥)と、3打目のミラクルアプローチからのバーディ。

 15番(パー5)のクレバーなナイスボギーセーブ。 4打目をエッジまでしか打たない勇気、パーパットを狙いに行かなかった勇気。3つめのキーホール。

 16番の3パットボギーだけは想定外だったろうね。これで見てる方はドキドキが5倍ぐらいに増した。笑

 からの、17番ティショット・2打目とも完璧でバーディ逃しのパー。ここが4つめのキーホールだったと思う。

 そして本人も言ってた、18番のティショット。完璧中の完璧。これが実質ウイニングショットになったと思う。ボギーになったのはご愛嬌。

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 勇気のショットも、自分に自信があるショットも、リカバリーショットもすごかったけど、こうやって見ると攻めるホールと守るホールのメリハリがしっかりしてて、ミスしないよう、あるいはミスした時にダボにならないようしてた、その徹底したマネジメント力が抜きん出てたのかなと。

 もちろんそれを支えてるのは世界トップレベルのアイアンのカットボールとアプローチ、そしてパッティングなんだろうけど。

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 神セブンの仲間入り。凄いメンツだわ。


 あと、忘れてはいけないのがシャウフェレの存在。お尻を叩いてくれたり、緊張感を持続させてくれたり、安心させてくれたり、もう松山のために回ったと言っても過言ではない。影の功労者だよね。感謝しよう。っていうか、シャウフェレを応援しよう!
posted by hiro at 13:07| Comment(0) | トーナメント

2021年04月12日

ついに松山英樹がマスターズを制する!


 2021年4月11日。日本のゴルフ史にとって特別な日となる。

 30年、いや50年以上も前からの日本ゴルフ界全体の悲願。日本人(男子プロ)が4大メジャーチャンピオンになること。世界の青木も、ゴルフサイボーグ中嶋も、国内最強だったジャンボも、天才倉本昌弘も、Mr.スイング伊沢も、マシーン片山も、努力の人マルちゃんもなし得なかった夢。

 それが今日達成された。

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 生きてる間に見れてよかった。

 本人には届かないと思うけど、とにかくおめでとう。これが終わりでなく、始まりになってほしい。



 ・・・っていうか、もっと早くコーチ付けとけよ!w
posted by hiro at 11:32| Comment(0) | トーナメント

2020年11月16日

秋のオーガスタ


 昨日はN條さんと梅(コース)の薄暮へ。梅は短くてアップダウンがきつくトリッキー(でも、だから面白い)なので練習になるのだ。今回も、来週の月例に向けドライバーハーフショットを(パー4の7ホール中)5ホールで実施。結果は、

1番:右プッシュOB
2番:左引掛けOB
5番:ドローで左ラフ(残りはウェッジの距離)
6番:ややプッシュで右ラフ(残りはウェッジコントロールの距離)
8番:まっすぐ飛んで鉄塔直撃(打ち直しは右ラフ、残りは8アイアンの距離)


 1番と2番は、ちょっと力が入ってしまった。8割ぐらいで振ってしまうと曲がるね。5〜6割の力でいいのに。自分で思っている以上に軽く振るべきなんだろう。それでも200y飛ぶんだから。飛ばすのではなく、置きにいくのが目的なんだから。

 まあ、置きにいくといいつつ、全部フェアウェイ外してますが。

 ちなみにN條さんとの勝負だけど、2連続OBが響いて久しぶりに負ける。N條さんの嬉しそうな顔を見れてよかった(精一杯の強がり)。


 さて本題。50歳もとっくに過ぎ、眠りが浅くなって夜中に起きてしまうことが多くなった。特にラウンド前日などは睡眠時間が短くなって困るのだが、良いこともある。早朝に放送されているメジャーの試合を見られるようになることだ。

 昨日も目覚ましを合わさず、ふと目を覚ませば午前4時。布団を抜け出し、リビングのTVを付ける。ちょうど松山が18番のパーパットを入れるところであった。

(以下、結果に触れます)














 松山は決勝ラウンドでスコアを伸ばせず、13位に終わる。3日目はラインに乗ったパットがことごとくショートするというフラストレーションの溜まるラウンドになり、最終日はパー5以外で伸ばせなかったのがね。むちゃくちゃ上手いのは分かってるけど、勝つためにはまだ足りないものがあるのかなー。

 でも、あれだけパット練習してるのに外れるときは外れるね。タイガーも短いのハズしてたよね。パットは外れて当たり前と言ってたマルちゃん(丸山茂樹)の言葉を思い出す。

 タイガーの12番はまだ見てないんでよくわからないけど、タイガーですら女神のご機嫌を損ねるとひどい目に遭わされるんだね。やっぱり女性は怖いわ(←結論が変)。でも、10を叩いた後、残り6ホールで4連続を含む5バーディ。やはりタイガーはタイガーだった。只もんじゃないわ。



 で、優勝はジャスティン、じゃなくてダスティン・ジョンソン。ダスティン大好きだから嬉しい。



 何と言っても、ボールに「DJ」と書いてあるのがカッコいいよね(←いやそんなことじゃなく)。マスターズレコードで圧勝。大排気量の余裕って感じだったよね。全盛期のタイガーのような、攻めるところと守るところをきちんと分けたクレバーなプレーという印象を受けた。

 ドライバーはフェードで7割のコントロールショット。アイアンはピンの近くではなく徹底して広いところ、安全なところ、パットの易しいところ。パットも「入れに行って難しいパットを残す」ということは絶対にせず、「入らなくてもいいから次のパットが易しいところ」へ。

 以前も書いたことだけど、パッティングで最初から入らないラインに(あるいは届かない強さで)打つというのはものすごく勇気がいる。ゴルファーの本能に逆らう行為と言ってもいい。

 でも、ダスティンはそれを無理せず、迷いもなくやってたような気がする。で、そうやって「心のエネルギー」を溜めておいて、勝負所(パー5とかバックナインとか)でそのチャージした集中力を使う。そんな風に見えた(実際はどうかわかんないけど)。

 というわけで、ある意味面白くない(ジャスティンごめん、でも競い合って18番まで誰が優勝するかわかんないというのをやっぱり期待してしまうよね)、世界ランク1位の力がはっきり出たマスターズだった。
posted by hiro at 12:20| Comment(0) | トーナメント

2019年12月02日

いよいよ大詰め


 月日は百代の過客にして行きかふ年もまた旅人なり。あと1ヶ月で新年なり。あー、今年もあんまりゴルフ上手くならなかったなり。コロ助か。



 女子ツアーは最終戦。申vs鈴木vs渋野の三つ巴の戦いはやはりというか流石というか鈴木が最終日にきっちり追い上げて貫禄勝ちだったものの、今年はこの3人がずば抜けていたよね。

 申ジエの平均ストローク60台(69.9399)は女子ツアー初の快挙。あの不動裕理でさえなし得なかった数字だ。調べてみたら、不動裕理が年間10勝(!)した2003年でも70.2727。

 もちろん16年前と今を単純に比較できないけれど、プロゴルファーが実は一番嬉しいのは年間平均スコアで一位になることらしいし(ゴルフの上手さの絶対的評価だもんね)、そういう意味でも申ジエ選手は「稀代の名手」ということになるだろうね。



 鈴木愛の7勝もすごい。彼女は今年怪我の影響もあり25試合しか出場していないので、勝率は28%。出場4試合に1試合以上は勝ってることになる。3〜5mを高い確率で入れてくるパッティングはもちろん練習の賜物なんだろうけど、それを実際の試合でしかも大事な場面でできるというのはやっぱり才能だよね。賞金女王おめ。

 で、上記2人に比べると、やっぱりシブコはショット力もパッティングスキルもアプローチの引き出しも経験もまだまだなんだろうね。本人もそれを分かりすぎるほどわかってるから、賞金女王に手が届かなくてもある意味仕方ない、と思ってたんじゃないかなあ。ロッカー室で悔し涙の1つも流しただろうけども。



 申ジエ31歳。鈴木愛25歳。シブコ21歳。いずれにせよこの3人が来年以降も日本女子ツアーを牽引してくれることは間違いないだろう。鈴木愛もシブコもトーナメント中に日が暮れるまで練習してるんだから、強くなるよね。

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alba.netより)

 その3人に、実力のある韓国の選手と黄金世代、プラチナ世代がどれだけ食い込んでくるか。女子ツアーはますます楽しみである。




 あ、そうそう、男子ツアーのカシオワールドは久しぶりに実力者のキョンテが逆転勝ち。キョンテも復活優勝だよね。おめ。賞金王レースは来週のJTカップに持ち越し。今平の調子が落ちてるのが気になるけど、頑張って欲しいね。
posted by hiro at 12:56| Comment(0) | トーナメント