2018年12月03日

日本シリーズJTカップと賞金王


 日本ツアーの最終戦、日本シリーズJTカップが終了した。これで日本ツアーは長いオフの期間に入る。


 遼がやっと優勝争いに絡み、小平が凱旋優勝し、その奥さんが大はしゃぎし、今平が初の賞金王に輝き、チェ・ホソンがジャスティン・トーマスも認めた(←ちょっと違う)というその変則スイングで話題をさらい、さてこれから!と思ったら全日程終了。

 まあ8月開催、12月終了みたいなミニツアーだから盛り上がって来たころ終了するのも仕方ない。私は男子日本ツアーのことをずっとクソミソに書いているが、シーズンが終了するとなると一抹の寂しさは感じるね。


 しかしいつ見ても東京よみうりの18番グリーンはエグいねー。あれだけのスピードを出したら、カップを切れる位置が全グリーンの四分の一ぐらいしか無いんじゃね?っていうか、乗る場所によったら寄せようがない(最高にうまく打ってカップの下数m?)っていうのは果たしてフェアなのかどうか。

 長年の決まりっていうか伝統というか慣習というか、「東京よみうりの18番はこんなもの」って皆知ってるからまだ文句が出ないけど、そろそろあのバカげたスピードを何とかしたほうがいいんじゃないかなあ。ツアー最終戦の最終ホールなのに、技術ではなく運不運で勝負が決まるのが正しいのか、そろそろ一度考え直したほうが良いと思うんだけどなあ。



 賞金王の話題に戻る。今年の賞金ランキング、30位まではこちら。

2018syoukin.jpg

 今平おめ。優勝1回での賞金王って42年ぶりらしいね。ちなみに42年前は青木功。スタイルはぜんぜん違うけど、どちらもしぶといゴルフをするのかもね。

 そして26歳での賞金王はなにげに史上3人目の若さらしい。1番は遼の18歳、2番は松山の21歳。この2人がいかに桁外れだったかがよく分かる。でも今平もそれに次ぐ能力を秘めてるってことだよね。

 余談だけど、上のトップ30の最年長は26位の谷口徹、50歳。彼の身長も170cm弱。今平は165cm。世界で戦うのは難しいかもしれないけど、細く長く戦うのには体があまり大きくないほうが良いのかもね(故障しにくいという点で)。


 彼の特徴でもある、「すべてのクラブを短く持つ」というのは低身長の私でも大いに参考になる。現に以前は短く持ってアイアンの調子が良かった時期もあった。その後なんとなくもとに戻っちゃった(短く持つとショートしそうな気がしてリキんでミスしたり、球が高く上がらなかったり)んだけど、賞金王へのリスペクトでもう一回短く持ってプレーしてみようかな。身長だけはほとんど一緒だから、きっと理にかなってると思うんだよなあ。
posted by hiro at 00:00| Comment(0) | トーナメント

2018年11月28日

タイガーVSミケルソン


 衛星放送でやってたタイガーVSミケルソンのマッチプレー。

 何に驚いたかっていうと18ホールの勝負で勝者に10億円!!敗者にはゼロ!(数億円の出演料はもらってるだろうけど)。桁が違う。庶民が一生働いても手に入れられない、つまり一生食っていける額を18ホールの勝負でゲットできるなんて、なんて夢のある世界なんだ!

 役所広司じゃないけど(宝くじのCM)、10億あったら余命30年としても年間3000万円ちょい。毎月250万円。家を買って、車を買って、ゴルフ部屋を作って、シミュレーションゴルフができるようにして、近隣のコースの会員権も全部買って、毎日ゴルフして・・・書いてて虚しくなってきたのでもうやめよ。



 その内容も、10億を取り合うにふさわしいいい勝負だった。終始ミケルソンが逃げ、タイガーが追いつき、追い越し、またミケルソンが巻き返し・・・という展開。ミケルソンの神懸かり的アプローチあり、タイガーの崖っぷちからのチップインあり、入りそうな超ロングパットありと内容も互角。マッチプレーで見ていて一番面白くないのはワンサイドゲームだから、そういう意味でも見応えがあった。さすが世界トップクラスの2人である。

 勝負は18ホールで決着つかず、暗闇の中、特設の「19番ホールパー3」で3度のサドンデス。タイガーがミスショットからパーを拾えば、ミケルソンはバーディパットが一筋外れる。

 タイガーが1mを超える、外れても全然おかしくないミケルソンのパーパットをOKすると、次のホールではミケルソンがタイガーの2mのパーパットをコンシード。10億円よりも、エンターテインメント性を優先させる。っていうか、10億円の試合を凡庸な結末で終わらせる訳にはいかない!という高いプライドを感じたよね。スーパーショット、あるいはバーディで勝負を決めるんだ、という。だからこそ、この2人が選ばれたのだろう。



 まあ2人にとって10億円は「ちょっとした大金」ぐらいの価値しか無いだろうし、その気になればそれぐらいはすぐ稼げるし、そんなお金よりも、勝負師として矜持ある姿勢を見せるほうが重要だ、と考えての行動なんだろう。

 ミケルソンは「動いてるボールをパットしちゃった事件」で、タイガーは女性絡みで、そう遠くない過去に「やっちゃってる」から、今回のコンシード出しあいで好印象を与えられたんじゃないかな。さらに多額の寄付が伴っている点も素晴らしいよね。宗教的なバックボーンがあるとはいえ、こういう大きな行事には寄付がつきもので、そういう意味でもこういうイベントは大きな価値があるよね。



 さて、ここからは完全に蛇足だけど、もし日本で同じようなマッチが企画されるとしたら、

出演者:松山英樹VS石川遼

賞金:勝者に1000万円、敗者に500万円

試合会場:フェニックスカントリークラブ

企画:電通

主催:某新聞社と某TV局

特別協賛:某大企業

協賛:某ゴルフ関連メーカー、某クレジットカード会社、某自動車会社、某飛行機会社

後援:JGA、JGTO、宮崎市、フェニックス・シーガイア・リゾート

トーナメントプロデューサー:戸張捷

実況:河村亮

ゲスト解説者:青木功・中嶋常幸・丸山茂樹

オンコースリポーター:羽川豊




 松山と遼くんへの賞金は1500万円。しかし、それ以外の人間や団体(特に上から4番目)には合計で数億円が流れるという構図になるのである。
posted by hiro at 10:42| Comment(0) | トーナメント

2018年10月15日

日本オープン


 名門横浜CCで開催された今年の日本オープン。

 初日はA.スコット、石川遼に注目が集まるも、2人は失速。アダム、日本へ来て羽根を伸ばして遊びすぎたんじゃね?(わからないけど)。遼は早くコーチ付けなさい。

 で、最終日は藤田寛之が中年のギャラリーの期待を集めるも、後半の難しい3ホールで連続ボギー。やっぱり百戦錬磨のプロでも距離が長いホールはドライバーをフェアウェイへ置いてかつ飛ばしたい→力が入る→曲げる→ボギーってなるんだね。

 岩田寛も11番のダボで万事休す。しかし彼は未だにマイペースっていうか愛想笑いの一つもできないね。37歳にもなったらいろいろな人の支えでゴルフができてるってことが解ってもおかしくないだろうし、その感謝の気持ちを伝える努力をもう少ししてもいいと思うんだけどなあ。20代前半の突っ張ったガキじゃないんだし、自分がどう見られてるか、自分がどんな立場か、そんな事をもっと考えて欲しいなあ。観られてなんぼの商売してるんだから。

 沖縄出身の嘉数はなかなか男前だったね。27歳、これから期待できそうな若手だ。

 で、終盤、優勝争いは南アフリカのS.ノリスとチャラさが1mmもない稲森の2人に絞られた。実力者のノリスは前半3連続、難しい後半も14番から4連続バーディで猛追。しかし一歩及ばず。中盤に短いバーディパットをいくつか外したのが痛かったね。しかし強かった。


 そして優勝した稲森祐貴24歳。前半は我慢を重ね、9番で長いパットを強気で入れてから流れを掴み、10番から17番まで4バーディでノリスを突き放した。

 ショットの安定感がパねえ。さすが3年連続フェアウェイキープ率1位。500yを越えるパー4でも飛ばすのではなくフェアウェイのベスポジをキープし、田中秀道(羽川プロだっけ?)曰く「ショートアイアンの正確さを持つフェアウェイウッド」でバーディ。この正確さがあれば全米オープンでも十分戦えるんじゃない?



 お前はホストか?それともチンピラか?って思うようなチャラい(さわやかさの欠片もない)若手プロゴルファーが多い中、身長165cm、ドライバー平均飛距離94位(274.7y)の地味な稲森が日本で一番強いゴルファーの称号を得たんだから痛快である。

 しかし彼の強さはドライバーの正確性だけではなく、パーキープ率も1位、リカバリー率も1位、パーオン率も4位、平均ストロークは3位なんだよね。つまりアイアンもアプローチもまんべんなく上手いんだね。そしてボギーを叩かないというのはしぶといゴルファーであることを意味する。

 強いて弱点を挙げれば平均パット数が52位、サンドセーブ率が62位。プロとしては普通の腕前ってことだね。バンカーショットとパッティングで一皮剥ければ、、もっと強くなるんだろうね。


 稲森祐貴、片岡大育、時松隆光、重永亜斗夢、大堀裕次郎、今平周吾。そして2年連続ローアマの金谷拓実。どうか頑張って松山に続いて世界へ飛び出してほしい。
posted by hiro at 12:18| Comment(0) | トーナメント