2018年10月15日

日本オープン


 名門横浜CCで開催された今年の日本オープン。

 初日はA.スコット、石川遼に注目が集まるも、2人は失速。アダム、日本へ来て羽根を伸ばして遊びすぎたんじゃね?(わからないけど)。遼は早くコーチ付けなさい。

 で、最終日は藤田寛之が中年のギャラリーの期待を集めるも、後半の難しい3ホールで連続ボギー。やっぱり百戦錬磨のプロでも距離が長いホールはドライバーをフェアウェイへ置いてかつ飛ばしたい→力が入る→曲げる→ボギーってなるんだね。

 岩田寛も11番のダボで万事休す。しかし彼は未だにマイペースっていうか愛想笑いの一つもできないね。37歳にもなったらいろいろな人の支えでゴルフができてるってことが解ってもおかしくないだろうし、その感謝の気持ちを伝える努力をもう少ししてもいいと思うんだけどなあ。20代前半の突っ張ったガキじゃないんだし、自分がどう見られてるか、自分がどんな立場か、そんな事をもっと考えて欲しいなあ。観られてなんぼの商売してるんだから。

 沖縄出身の嘉数はなかなか男前だったね。27歳、これから期待できそうな若手だ。

 で、終盤、優勝争いは南アフリカのS.ノリスとチャラさが1mmもない稲森の2人に絞られた。実力者のノリスは前半3連続、難しい後半も14番から4連続バーディで猛追。しかし一歩及ばず。中盤に短いバーディパットをいくつか外したのが痛かったね。しかし強かった。


 そして優勝した稲森祐貴24歳。前半は我慢を重ね、9番で長いパットを強気で入れてから流れを掴み、10番から17番まで4バーディでノリスを突き放した。

 ショットの安定感がパねえ。さすが3年連続フェアウェイキープ率1位。500yを越えるパー4でも飛ばすのではなくフェアウェイのベスポジをキープし、田中秀道(羽川プロだっけ?)曰く「ショートアイアンの正確さを持つフェアウェイウッド」でバーディ。この正確さがあれば全米オープンでも十分戦えるんじゃない?



 お前はホストか?それともチンピラか?って思うようなチャラい(さわやかさの欠片もない)若手プロゴルファーが多い中、身長165cm、ドライバー平均飛距離94位(274.7y)の地味な稲森が日本で一番強いゴルファーの称号を得たんだから痛快である。

 しかし彼の強さはドライバーの正確性だけではなく、パーキープ率も1位、リカバリー率も1位、パーオン率も4位、平均ストロークは3位なんだよね。つまりアイアンもアプローチもまんべんなく上手いんだね。そしてボギーを叩かないというのはしぶといゴルファーであることを意味する。

 強いて弱点を挙げれば平均パット数が52位、サンドセーブ率が62位。プロとしては普通の腕前ってことだね。バンカーショットとパッティングで一皮剥ければ、、もっと強くなるんだろうね。


 稲森祐貴、片岡大育、時松隆光、重永亜斗夢、大堀裕次郎、今平周吾。そして2年連続ローアマの金谷拓実。どうか頑張って松山に続いて世界へ飛び出してほしい。
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2018年10月01日

2018年ライダーカップ


 2年に一度のゴルフのお祭、ライダーカップ。ご存知アメリカ選抜とヨーロッパ選抜がプライドを掛けて本気で戦う、世界最高峰同士のつばぜり合い。

 ゴルフネットワークが試合を最初から最後まで中継してくれたので、ほぼすべてのマッチを見ることができた。初日11時間、2日め11時間、3日目7時間。もちろん録画して見たんだけど。いやあ疲れた。

 疲れたその1。全試合が最終日最終組みたいなものだから、見ている方も気を抜けない。初日2日目は流石に途中でちょっと寝ちゃったけど。

 疲れたその2。どれもいいマッチで、美技の応酬に興奮した。さすがっていうショットやパットをゲップが出るほど堪能した。でも、超一流のプロでも狭いあるいは左右がダメなホールのティショットでは信じられないようなミスもするし、池に入れることも多かったし、プレッシャーが掛かるとダメなんだなと。

 プレッシャーが掛かったときのティショットでほとんどミスしてなかったのはモリナリぐらいじゃないかな。タイガーも、DJも、マキロイも、ローズも、デシャンボーも、よく曲げてたよね。

 特に3日目の後半。多いプレイヤーなら2日で4ラウンド近くプレーした後だし、疲れが出てくる頃。トッププロでもきついんだろうなあと。特に30台〜40代の選手はきつかったに違いない。ただしモリナリは35歳だけど例外だったね。

 疲れたその3。あのコース(ル・ゴルフナショナル)はとんでもないウォーターハザードと常軌を逸したラフばっかりで、やってる方はもちろん大変だったろうけども、それを観戦してるだけで精神的に疲れた。

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 真ん中が1番と2番、左サイドが上がり4ホールかな。ただ単に池があるだけじゃなくフェアウェイに食い込んでて狭くなってたり池の方に傾斜してたりするので打っていい幅は20yぐらいしか無いんじゃないかな。そこに風が吹くんだからそりゃみんな池に入れるはずだわ。

 疲れたその4。下馬評は圧倒的にアメリカ有利。けど、ヨーロッパが初日の2ボール4サムで全勝し、勢に大きく差がついたよね。実は始まる前はヨーロッパ頑張れって思ってたけど、2日目からは判官びいきでアメリカを応援する幹事で観てたのだが、追いつきそうで追いつけない。

 ローズ、フリートウッド、モリナリ、ガルシア、そしてポールター。敵として見たときの彼らが強すぎて肩に力が入った。




 しかし、ホームゲームってやっぱり有利なんだねー。っていうか、アメリカがホームゲームでめったに勝てないというのは、ヨーロッパ選手が元々アウェイに慣れてる(ヨーロッパツアーは基本アウェイのゲームだもんね)という事、逆にアメリカの選手はアメリカ国内という温室で甘やかされてるということ(タイガーでさえ!)、その2つの理由から気合と根性の差があるんだろうね。

 あと、結果論になるけどタイガーとリード、タイガーとデシャンボーの組が機能しなかったこと、タイガーを2日目の午前も午後も出した(で2つとも負けた)事で疲れさせてしまったこと、アメリカ側のお祭り男、P.リードとB.ワトソンに元気がなかったこともアメリカ側の敗因だろうね。


 後は雑多な感想を。


 個人的にはリードとマキロイ、ワトソンとポールターの戦いをみたかった。4ボールでタイガーとミケルソンを組ませても面白かったんじゃないかなあ。



 プロでもティショットは曲げる。ミドルアイアンやショートアイアンでもグリーンを外すこともある。1mのパットもプレッシャーから外すこともある。でも、アプローチは神業かと思うぐらい上手い。あと、勝負どころで長いパットや5mぐらいのパットを入れる確率の高いこと!これがトッププロの底力だねー。



 バンカーショットは上手いプロとそうでないプロの差が歴然としてたのも面白かった。ファウラー、ポールター、スピースとか上手かったけどD.ジョンソンは下手だった。



 最高の舞台で最高のプレイヤーがプレーするとこれだけ凄いんだなあ、見ごたえあるんだなあと改めて感じさせてもらった今年のライダーカップだった。
posted by hiro at 12:07| Comment(0) | トーナメント

2018年09月25日

タイガー・イズ・バック


 一昨日は月例だったけどそんなことはどうでもいい。


 タイガーが1876日ぶりに優勝。この凄さを表現する言葉を私は持ち合わせていない。

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 度重なる故障、手術、不祥事。文字通り世界一の座からどん底まで落ち、世界最大規模のフリーフォールを経験。普通ならこれで人生は終わりである。「すごいプレイヤーだったよね」と思い出の人物として語られるのみの過去の人になるはずだった。

 でも、彼は帰ってきた。前回優勝したとき37歳だった彼は42歳になっていた。


 ゼロからではなく、手術というマイナスからの出発。42歳という年齢。それ故、ここまで積み上げてきた努力は並大抵のものではなかったということは容易に推測できる。とくに去年からは、恐らく彼の人生で最も過酷な1年だったろう。

 見ている我々も、彼と戦ったライバルも、その過酷さを知っているから、彼の優勝に涙を流すのである。


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 しかしフェアウェイになだれ込むギャラリーといい、タイガーコールといい、TVを通じてでさえたじろぐような歓声といい、歴史に残る優勝シーンだったよね。あと、終わって同組のマキロイとハグ。しないよね普通?でもそのハグが全然不自然じゃないぐらい素晴らしいシーンだった。


 でも、息つく間もなくライダーカップが始まる。手を抜いてもいいからしっかり休んで、来年のシーズンに備えてほしい。
posted by hiro at 12:46| Comment(0) | トーナメント