2018年08月04日

ミスを無くすスポーツ?


 先日、70歳過ぎのベテランゴルファーと一緒にラウンドさせてもらう機会があった。その方(仮にTさんとする)は年齢の割には、と言ったら失礼だがスイングは鋭くドライバーで200y以上飛ばし、アイアンもきちんとダウンブローで打たれ、寄せもパットも大きな穴がないという上手な方である。HDCPはオフィシャルは持っておられないそうだが、おそらく12ぐらいか。齢70歳でそんな感じなので、たぶん若い頃はもっとお上手だったんだろう。

 で、その人。性格的なものかもしれないけど、自分のミスショットが許せないタイプなんだよね。クラブの芯に当たり、狙った方向に狙った飛距離が出ないと許せない。だから、ラウンド中はずっと不平不満と文句を言い続ける。

 こういう心理は多かれ少なかれ誰にでもある。もちろん私にも。「こんなに練習したのに」「これだけ長くゴルフしてるのに」「練習場ではきちんと打てるのに」「こんなはずではない」「なぜだ」「これはいつもの私ではない」「誰かの呪いだ」「アイツのせいだ」「キャディのせいだ」「コースのせいだ」「恨んでやる」など、どんどん負のスパイラルに陥ってしまう。「世界なんて滅びてしまえ!」

 で、その人が何度目かのミスショットをした時に、「ゴルフはミスを無くしていくスポーツだからねえ(こんなにミスしてたらいけないね)」とおっしゃった。確かにそう思いがちだし、一見正しい考えのように思えるんだけど本当にそうなのかなと。



 プロの世界、あるいはトップアマの世界ではそうだと思う。たった1打の差で天国と地獄に分かれる現実がある以上、ミスを許容してしまう精神では生き残っていけないだろう。

 しかし、プロでもトップアマでもアスリートでもない私の場合はどうか。ミスを無くすことなど絵に描いた餅であり実現不可能な夢であり理想郷であり、つまりは無いものねだりなんじゃないかなと。

 っていうか、これは自分自身に言い聞かせてることなんだけど、自分のミスショットに落ち込むほどお前は上手いんかと。練習場で100球打って100球ともナイスショット打てるんかと。それぐらい練習してるんかと。え、できてないししてない?そしたらコースでミスショットするのは当たり前やろと。そう思うんだよね。思うようにしてる。思え。

 そう考えると、ミスを前提にスコアメイクを考えて当たり前。フェースのどこに当たろうが、へっぽこスライスであろうが、ティショットが次に打てるところへ行けば満点。アイアンも寄せワンが狙えるところへ飛んでいけば100点。アプローチはパーパットが打てるところへ行けば合格。私なんてそんなもんだ。

 だから私ごときの人間がミスショットに落ち込むのは1兆万年早いしそんな腕前でもないし、だからミスを無くしていくんじゃなくてミスは出るものだと思ってプレーすべきだと思う。何より精神的にもそっちのほうがはるかに良いし健全だし楽だしね。




 ミスを減らす努力、ミスの原因究明、ミスを避ける努力はもちろん必要だ。しかしミスを毛嫌いするのではなくミスと友だちになったほうがゴルフはきっと楽しい、と思う。まあ何しろ私の究極の目標が「すべてミスショットでパープレー」だしね。
posted by hiro at 17:46| Comment(0) | 雑文
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