2017年11月15日

孫子の兵法


 なんか最近メンタル的なことばっかり書いてるなあ。なんか自分がウザいやつみたいな気がしてきた(いや、もともと十分ウザいですよあんたは)。



 さて、下に10個の質問がある。先入観抜きで、正直に、YESかNOかで答えてみてください。

1,短くて易しいパー4、400y台でHDCPが大きなめのパー5などいわゆる「サービスホール」はバーディを取りたいと思う

2,ティショットはフェアウェイへ打たないといけない

3,2m〜3mのバーディパットは薄めの強めで入れにいく

4,ショートアイアンで打てるパー3はバーディホールだ

5,グリーンサイドバンカーからはピンに寄せたい

6,ウェッジショットならピンに向かって打つ

7,10y以下のエッジからのアプローチはチップインを狙う

8,ティショットは飛ばせば飛ばすほど有利だ

9,大きなミスショットをしたら、次打でリカバリーしようと思う

10,あるホールで大叩きしたら、バーディを取って取り返したいと思う



 多くのアマチュア(一般アベレージゴルファー)は5つ以上、いやひょっとしたらほとんどの設問にYESと答えるのではないだろうか。私もほんの少し前までは全部YESだった。

 でも、これらにYESと答えそしてその通りできるのは、狙ったところに高い確率で打てる人、バーディを取りに行って高確率で取れる人、つまりプロかトップアマに限られるんじゃないだろうか?と思うのだ。



 プロのゴルフとアマチュアのゴルフ。両方とも「良いスコアを出す」というのが究極の目的ではある。だけど、質的に全然違うんじゃないかなと思う。ちなみにここで言う「アマチュア」は一般アベレージゴルファーの話で、上にも書いたようにHDCPが3以下の上級者や日本アマに出たりするトップアマは除きます。

 どう違うか。プロのゴルフは「稼ぐ・魅せる」、アマチュアのゴルフは「楽しむ」という側面がある点?それもある。生活の手段か趣味か、という差もある。でも今回書きたいはもっと即物的な話。

プロはアンダーの世界に生き、アマチュアはオーバーパーの世界にいる

 こう言い換えてもいい。

プロはいくつバーディを取るか(加点を増やすか)が重要であり、アマチュアはいかにボギー以上を叩かないようにするか(減点を減らすか)が目標


 上の設問はバーディを取ったりパーをセーブするために必要な考え方ではあるけれど、それにはそれなりの心技体や経験が必要であり、一般アマチュアはまったく考えなくてもいい、いやむしろ考えると大叩きを誘発するという「悪しき目標」になるのではないか、と思うのだ。

 ティショットでフェアウェイを狙うのは「スピンコントロールされた球でピンに付け、バーディを取る」ためであり、我々アマチュアなら(深いラフを除き)2打目が打てるところにあれば良いじゃんと。乗らなくても、寄らなくても良いじゃんと。

 バンカーからピンに寄せるのも、「プロがパーセーブするため」にやることで、我々アマチュアなら脱出できてボギーなら上出来じゃんと。

 ショートアイアンだから簡単?そういうときに限ってミスが出るのがアマチュアじゃん。



 なんだか身も蓋もない、ロマンも闘争心もないような考え方だけど、ゴルフの目的が「一打でも少なくホールアウトする」であり、ナイスショットよりもミスショットの確率が高い我々アマチュアがスコアをまとめるためにはやはりこういう考えたかをいかにに貫くかが一番大事じゃないかと思う。

 もちろんゴルフにスコア以外のものを求める(ドライバーの飛距離、10回に1回のスーパーショット、一か八かのギャンブルショット、ライバルとの勝ち負け、好きな道具を使うなど)のは人それぞれだし、それを否定するつもりはない。

 でも、リアリズムを追求すると、私のような限られた戦力(広角打法ドライバー、まともに当たらないアイアン、当て物のようなアプローチ、適当なパット)でベストなパフォーマンスを出すためにはディフェンシブ寄りな考え方でゴルフするのがやっぱり必要なのかなと。



 ただ、18ホール、すべての状況でディフェンシブになる必要はない。いくらティショットに自信がないといっても左右にOBがない広いホールでティショットに7アイアンを持ったりするのは過剰反応。フェアウェイが狭くてもどちらかがセーフならドライバーを持ちたいし、バンカーからもライがよく距離も寄せ頃ならピンの近くへいってほしいと思う。

 つまり、結局は「自分を知り、自分にできることを粛々と行う」という気持ちなんだよね。

彼を知り己を知れば百戦殆うからず

 孫子がゴルフのことを言ってるとは思わなんだ。
posted by hiro at 10:49| Comment(0) | 雑文
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