2019年09月10日

クロスハンドグリップ


 私の「ゴルフにおける弱点」は数えるほどしかない(先日数えてみたら、たった998個しかなかった)が、その中でもパットは得意中の得意なので、3つしかウイークポイントがない。その3つとは、ロングパットの距離感が壊滅的に悪いことと、短いパットをよく引っ掛けて外すこと、そして短いパットをよくプッシュして外すことである。

 ロングパットについては、脳か眼か腕が悪い(あるいは生まれついた星の下か運か日頃の行いが悪い)だけだと思うのでまったく気にしていないんだけど、1m弱のパットをプッシュしたりプルしたりして外すことが1ラウンドに1回、多くて3回、まあ平均すると2.999回ぐらいある。これはスコアに直結するのでなんとか直したいと思っていた。

 パターを変えたり、構えを変えたり、打ち方を変えたりしてみたが、そもそも日によって調子がまちまちなので、パターのせいか構えのせいかその日の調子のせいかが分からなくて、結局何が悪いのかわからないままであった。



 ただ、原因ははっきりしている。引っ掛けは腕、特に右手に過度に力が入ったためだと思うし、プッシュは(グリップが)緩んだせいだ。両方とも、体特に背中の大きな筋肉でパットできなかった時に起こる。

 そこまで判ってるんだったらそれに気をつけて打てばいいだけの話なんだけど、ふっと気が抜けた時に無意識に手打ちをしてしまう事はあるし、特に緊張する状況では打つ直前まで「背中で打とう」と思っててもバックストロークを開始する直前に脳がショートして意識不明になり、気がつけば手打ちをしていたということがよくある。あると思う。みんなもあるよね。え、私だけ?



 というわけで脳がショートした時でも引っ掛けたり緩んだりしない方法を模索していたのだが、先日ようやく見つけた。それは表題にも書いたとおり、クロスハンドグリップである。

 昔「何となく通っぽい」という不埒な気持ちで一度やってみたことがあったけど、そのときはもう全然まっすぐ引けなくて3秒で挫折した。が、今回、きっちり脇を締めて左足体重をキープしながらやってみると、なんとか打てる事に気づいた。



 さて、クロスハンドグリップの最大の利点は、フルオートマチックに振れることであると思う。

 コンベンショナルなグリップだとフリーな手首が悪さをする。つまりパンチが入ったり緩んだりする。これはグリップをできるだけきつく握ることで(私の場合)ある程度防げるが、それでも右手に力が入ると引っ掛ける。微妙な下りのスライスラインなどでは恐がって緩んで力なく右へ外れたりする。

 しかしクロスハンドグリップの場合、右手は添えるだけ、左手主導のストロークになるので右手が悪さをしづらい。手首もそこそこロックされる。するとどうなるか。ヘッドをどこへ上げようとか、どう下ろそうとか、微調整しようとか、そういうことがしづらいできない、だからオートマチックでブレようがない。

 距離感は純粋に振り幅だけで決まるので、慣れれば慣れるほど正確性は増すと思う。



 ただクロスハンドグリップにも弱点はあり、それは「微妙な勘が働かない」という点だ。完全にオートマチックなので、感覚や勘が働く余地がない。ショートパットではそこが長所になるけど、中ぐらい〜ロングパットになるともう全然ダメなのだ。

 これは単に慣れてないからかもしれないけれど、長いパットは今まで通り普通のグリップのほうがいいかもしれない。そこで、こうすることにした。


 寄せるパット・・・姿勢を高くし、アドレスは狭めで普通のグリップ

 入れにいくパット・・・姿勢を思い切り低くし、アドレスはだいぶ広め、脇を締めてクロスハンドグリップ



 パットの距離によってポスチャーからグリップまで変えるのは邪道かもしれない。でも、こうやって工夫することで結果が出ればそれが自信につながる。

 やってみてダメだったらまた次行けばいいだけだからね。もともとダメなんだし、守るものは何もないんだから。
posted by hiro at 10:06| Comment(0) | 目から鱗(開眼)