2018年08月06日

リラックスしてラウンドする方法


 全英リコー女子オープンで比嘉真美子がやってくれた。9アンダーで4位タイ。日本勢の二番手が52位タイの岡山絵里だったから、1人突き抜けてたよね。

 彼女の活躍はまあ当然。だって、勢(いきおい)がついてるんだから(わからない人はグーグル先生で「比嘉真美子 勢」で検索してみよう)。



 で、彼女のプレーについて初日から3日目まで、解説のトバリショー氏や樋口久子プロが何度も「すごくリラックスしてラウンドしてる」と言ってた。それが良かったと。そうなのである。ゴルフで最も大事なことの1つは、平常心というか自然体というか、普段通りの自分でいること。それが100%の力を発揮する一番の方法だよね。

 でも、わかっちゃいるけど簡単にはできない。入れ込んだり、緊張したり、興奮したり、過度に力を入れたり。そんな事をしても百害あって一利なしなのに、なぜか力任せに打ったり逆に怖がって小さなスイングになったりしてしまう。

 比嘉真美子の場合、やはりプライベートが充実していることがリラックスできた要因の1つになっていると想像できるけど、プライベートに致命的な問題をいくつも抱えている、っていうか私自身に致命的な欠陥がある(KYとか、友だちがいないとか、借金があるとか、◯が恐ろしいとか)のでプライベート充実によるリラックスは不可能だ。

 そうなると、ラウンド中だけでもどうにかしないといけなくなってくる。ではどうしたらリラックスしてラウンドできるのか。

 ショット前に深呼吸する、畑岡奈紗ちゃんのぴょんぴょんを取り入れる、ジェイソン・デイみたいにちょっとの間瞑想する・・・こういうことも一定の効果があると思うんだけど、なかなか続かなかったりそれでもなお打つ直前になって力が入ったりする。なんぜゴルフのスイングってやつは直前の素振りで完璧に振れてても、本番になると似ても似つかぬ動きになったりするものだから。




 そう、フィジカル中心に考えるのは限界がある。やっぱり、メンタル面なのだ。そこで私が取り入れている事。

 人生に絶望しながらラウンドする。

 今、いくらこうやって楽しんでいても、あと数時間でラウンドは終りガラクタのような日常に戻らないといけない。俺はこんなところでこんな事をやってていいんだろうか。生老病死。花の命は短くて苦しきことのみ多かりき。生まれてきてすいません。この世の一切は無である。俺は何のために生まれてきたのか。どうせいつか死ぬ。地球はあと数十億年で消滅する。

 ここまで考えたら、ゴールはもうすぐだ。

 人生など無意味だ。いや、人類という存在すら広大な宇宙のスケールと比べればゴミのようなものだ。その宇宙でさえ、数千兆年後には熱的死を迎え、存在するすべてのものがクォークレベルに分解し、静止する。そして静寂だけが支配する宇宙が永遠に続くのだ。

 そんな世界において、

 ナイスショットやいいスコアでラウンドすることに、いったいどんな意味があるというのだ!

 ここまでくると、リキんでティショットを飛ばしてやろうとか、気合を入れてグリーンに乗せてやろうとか思うことがバカバカしく思えてくる。すると肩の力が抜け、ただただ無心でクラブを振ることができるようになるのである。




 ただ、この方法にはいくつか問題があって、ラウンドが終わってからも本当に人生に絶望しその結果悟りを開いてしまったり、ラウンドそのものが全然面白くなくなったりしてしまう可能性がある。しかし、ミスショットの後に訪れる絶望を何度も感じるのとどちらが辛いかと言うと、どっちもどっちなのである。

 えー、というわけで、私を知っている皆様、私がラウンド中、明日死ぬような顔をしていてもご安心ください。宇宙の終焉について考えているだけです。
posted by hiro at 10:00| Comment(0) | 雑文