2015年07月06日

スイング改造の功罪


 さくらが苦しんでいるらしい。といっても、アメリカツアーというフィールドの違いによるものではないらしいのだ。

 横峯さくらといえば「安定感のあるフェード」を武器に勝ち星を重ねてきた選手だが、数年前から「より高い次元を求めて」ドローやストレートボールが打てるようスイング改造したらしい。

 すると、「曲がっても右」だったのが左へのミスも出だし、生命線だったドライバーの安定感を失ってしまった。慌ててフェードに戻しているが、以前の安定したイメージには程遠いらしい。



 このように、才能にあふれ、小さい頃からとんでもない数の球を打ってきているプロでさえ、スイング改造することで取り返しがつかなくなってしまう事はままあるようだ。

 あのタイガーもそうだし、遼くんも「理想のスイング」を求めすぎてこじれちゃったタイプだろう。そういうプロゴルファーは枚挙に遑がない。特に、今きちんと打てていて結果も出ているのに、更に欲が出て大きく改造した場合、そのリスクは跳ね上がる。

 うまくいくケースは、「元々スイングに致命的な欠陥があるのに才能と練習量でそれを補い、そこそこの位置まではいけたけど、それ以上はどう努力しても上がれない」というパターンで、自分に合う良いコーチに付いた場合だけではないだろうか。片山と江連みたいに。


 斯くの如く、プロでさえスイング改造には大きなリスクを伴う。いわんや、才能も練習量もプロに比べたら鼻くそぐらいしかないうえ、50歳を過ぎた中年の私など、スイングを改造するなどもっての外なのである。

 「ゴルフ侍!見参」を見ていると、個性的なスイングで5下のHDCPを獲得しているアマチュアはたくさんいる。つまり「実現不可能な理想」を追い求めるより「持って生まれた体と今まで構築してきたスイング」を貫いていくことがベストを尽くせる最短のコースなんだろうと。


 だから、私の場合、ドライバーは左へ引っ張って右へ逃すスライスボールで十分なのだ。ウッドもユーティリティも左サイドから目標に近づくイメージで。ミドルアイアンもピンの左から。ショートアイアンとウェッジはナチュラルにストレートで。

 そのためには「むりやり球を掴まえるスイング」ではなく、「体をある程度ダイナミックに動かして体のやや右サイドで球を捉えていく」イメージ(私の場合、ね)でいいのかなあと。


 さくらの不調をみて、最近そんなことを考えている。

posted by hiro at 10:19| Comment(0) | 日記