2014年03月19日

恐るべし◯◯ファン

 マスコミや出版の自主規制(自由主義の敗北ともいう)と言葉狩りにより、今では使うことも見ることも少なくなった「キチガイ」という言葉。文字通り「心が壊れた人」ということを表す以外にも「常軌を逸するぐらい熱中している」という意味があるのは御存知の通り。

 で、後者の意味の「〜キチガイ」は世の中に数あれど、日本三大キチガイといえばトラキチ(阪神タイガースファン)、ゴルキチ(ん?呼んだ?)、そして釣りキチ(三平)であることは言うまでもない。


 トラキチは関西に多く生息し、寝ても覚めても阪神タイガース、タチの悪い男に惚れてしまった薄幸の女性のごとく死ぬまで価値観の中心が阪神タイガース、未だにバース掛布岡田のバックスクリーン三連発を肴に酒が呑め、西原理恵子曰く「体を切ったら血の代わりに『阪神汁』が流れだす」という人種のことである。

 勤め人はともかく、自営業を営むトラキチになると平日だろうが試合のない月曜日だろうが午後3時頃になるともう我慢できず応援用のハッピ(一人平均6枚は持っている)を着て、他人の迷惑顧みず、メガホンを手に六甲おろしを歌い続ける。ちなみに尼崎の住人の7割はこういう人である。ある意味こんなに幸せな人たちはなかなか居ない。


 釣りキチもスゴい。人生とは竿を垂らしている時間のことであり、それ以外の時間はその準備のためにあると心から思っていて、仕事は釣りをするために稼ぐ手段、友達とは釣りをする仲間、食事は釣りをする体力をやしなうためのもの、家庭は釣り竿の保管庫と本気で考えている。

 海、河、鮎、鮒、バス、カジキ、色々なジャンルの釣りがあるが、すべての釣りキチに貴賤も上下もない。ただキチガイのみが存在するのである。


 さて、ゴルフキチガイ略してゴルキチ。これはもうゴルフ・ウィドウ(未亡人)という言葉があるぐらいだからそのキチガイ度はやはりずば抜けているわけで。内容も多岐にわたり、スコアキチ、クラブキチ、飛距離キチ、パターキチ、コースキチ、レッスンキチ、ニギリキチ、競技キチなど枚挙にいとまがない。

 まさに人生をすべてゴルフに捧げ、1日のうち25時間はゴルフについて考え、食事の時もテレビを見ていても(仕事中も?)ゴルフのことが頭を離れない。直径108mmの穴に向かって猪突猛進、ただ球を打ち続け転がし続けることが生きがいであると。

 私は、そんなゴルキチである自分に自信とプライドを持っていた。そして、やはりゴルキチこそすべてのキチガイの中で一番だと、おもっていた。

 この漫画を見るまでは。

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 ゴルフの遠征に一人で行ったり、飛行機の中走り回りたくなるまではないもんなあ。ああ恐るべしヅカファン

(ヅカファンがわからない人、この漫画がきになる人は、ここで最新のものが、ここから順にバックナンバーが見れます)
posted by hiro at 19:58| Comment(0) | 雑文